「第3回自治体保健師として働く卒業生の会」を開催しました!

2024年1月13日(土)3号館203教室にて、「自治体保健師として働く卒業生の会」を開催しました。

本会は、2022年度からスタートして今回で3回目を迎え、県内の自治体保健師9名、県外2名、医学科4年生(元自治体保健師)1名、看護学科3年生2名、計14名が参加して下さいました。

今回は、「保健師の現任教育について情報共有しよう!」というテーマで、卒業生で海老名市役所健康推進課保健師の齋田瑠美さんに話題提供をして頂いた後、全員で情報や意見交換を行いました。“人材育成って聞くと、どんなイメージ?”、“皆さんはどんな仕事が得意?”、“保健師経験によって得意な仕事の内容って違うよね?”などフランクな雰囲気で、個々の思いを共有しながら、話が進みました。また、自治体に勤務する保健師の場合、保健師としての人材育成だけではなく、行政職員としての人材育成の要素も重視しないといけない。“保健師としての経験は積んでいても、行政職員としても自分は育っているのかな?”、“プリセプターとして組織の目標達成に向けた部分もちゃんとプリセプティに教えられているのかな?”という問いは付きまとうもの、というような自治体保健師ならではの悩みや不安も共有されました。そして、“みんな毎日、とっても頑張っていると思うけれど、今日も出勤できたことを良し!としようよ”など自分自身が元気に働き続けるため、心のコントロールが必要なことも話されました。参加者からは、“保健師として活躍されている先輩の話をこんなに気楽に、身近に感じながら聞けて良かった!”、“有意義な時間でした!”、“また参加します”などの感想も寄せられました。
この会に参加する大きなメリットは、世代を超えて、全員が本学の卒業生という安心と信頼の上での繋がりを持てることです。会の終了後には、一斉に名刺交換、それぞれが聞きたかった内容の情報交換が始まります。LINE交換する姿も頻繁に見られ、個別の関係作りも進んでいるようです。教員からは大学院への進学や、大学院への進学は難しくても、大学院の科目を1科目から履修できる科目履修制度について情報提供しました。今後も保健師養成課程における教育の現状や課題を始め、大学教員だからこそ持ち得る情報もお伝えしていこうと思います。

また、毎回、保健師での就職を検討している学部生も数名ずつ参加しており、現役保健師として活躍する先輩たちと、貴重な交流の機会も頂いています。この出会いをきっかけに将来、同僚の関係に発展することを期待しています。
本会は夏と冬、年2回のペースで定期開催していきます。常勤、非常勤を問わず、自治体保健師として働く卒業生の皆さん、是非、ご参加ください!卒業生同士、力を合わせて日頃の悩みや不安を共有、解消し合える関係作りをしましょう!懐かしい教室でお待ちしています。

寄稿:医学部看護学科 准教授 三橋祐子先生

医学部看護学科 三橋祐子 Mail yuko-3284★tokai.ac.jp(★を@に変換して送信のこと)
連絡内容:氏名、勤務先(部署名まで)、メルアド、本学への入学年度、自治体保健師としての入職年度